原因
前立腺肥大が原因かも!?

前立腺肥大症と食事

寝る前の飲食はメタボを促進

肥満や生活習慣病、メタボリックシンドロームにつながるような食習慣は、前立腺が肥大した方にとって望ましくありません。前立腺肥大症を予防・改善するには、規則正しくバランスのよい食事を適量食べることを心がけましょう。

肥満や生活習慣病を防ぐ食事のヒント

早食い、間食、夜食などの内臓脂肪をためる食習慣をあらためましょう。

良くない食習慣と改善のヒント

便秘が前立腺を圧迫する!

肉類や塩分は、前立腺肥大症の方にとって好ましくない食べ物・成分だといわれています1,2)
辛い食べ物や刺激の強い食べ物も、腸を必要以上に刺激し、膀胱や前立腺の炎症の原因となって前立腺肥大症を悪化させるため、控えるようにしましょう。また、カフェインには利尿作用があるため、コーヒーを多く飲むと膀胱を刺激して、前立腺肥大症を悪化させる危険があります。

好ましい食べ物・成分としては、野菜や豆類、カロテン、ビタミンC、鉄分などが挙げられます1,2)。 大豆に多く含まれているイソフラボノイド、ゴマに含まれているリグナンは、前立腺肥大症の進行を抑える作用があると期待されています3)

便秘にならないような食事もポイントの1つです。前立腺肥大症とはあまり関係のなさそうな便秘ですが、なかなか便が出ずにいきむと、前立腺が圧迫されて血行が悪くなってしまいます。また、便秘になると、腸にたまった便が尿道を圧迫して、症状を強めることもあります。便秘の予防には、食物繊維の豊富な食べ物やヨーグルトがおすすめです。

  • *食物繊維の豊富な食べ物:シイタケ、エノキダケなどのキノコ類、わかめ、こんぶなどの海藻類、リンゴ、バナナなどの果物類、大豆などの豆類、ゴボウなどの野菜類、サツマイモなどのイモ類

多く摂りたい食べ物、控えめにしたい食べ物

野菜を多めに摂って、肉やコーヒーは控えめにしましょう。

多く摂りたい食べ物と控えめにしたい食べ物の例

水分の摂りすぎはよくないが、脱水にも注意!

前立腺肥大症では水分の摂り方も大切です。
水分の摂りすぎは頻尿の原因になってしまいます。夜間頻尿のある方は、就寝前の2~3時間は、水分を摂るのは控えめにしましょう。
一方、排尿回数が増えることを心配して水分を制限しすぎると、脱水症状を招く危険があります。特に夏季は必要な水分をきちんと補給することが大切です。

もっと詳しく

多量のアルコールはダメ!

前立腺肥大症とアルコールとの関連は、実はまだよくわかっていません。しかし、アルコールは利尿作用があることや、膀胱や前立腺の充血を引き起こすおそれがあるため、症状を悪化させる心配もあります。

日本泌尿器科学会の「前立腺肥大症診療ガイドライン(2011)」でも、アルコールを摂取すると尿閉(膀胱に尿がたまっているのに、排尿できない状態)を起こすことがあるため、多量のアルコールは避けるよう注意を呼びかけています。お酒を飲むときは適量を守って、くれぐれも飲みすぎないよう気をつけましょう。

1)Bravi F, et al: Urology 2006; 67: 73-79
2)Tavani A, et al: Eur Urol 2006; 50: 549-554
3)Turkes A, Griffiths K: Textbook of Benign Prostatic Hyperplasia 2005: 29–68