原因
前立腺肥大が原因かも!?

「カチコチ膀胱」と「しなやか膀胱」

「しなやか膀胱」を取りもどし、尿トラブルを解決しよう!

男性は、多くの方が加齢とともに膀胱の柔軟性を失い「カチコチ膀胱」へと変化するため、スムーズな排尿ができなくなり、さまざまな尿トラブルを抱えるようになってしまいます。

膀胱は伸びたり縮んだりという“しなやかさ(柔軟性)”が必要であり、「しなやか膀胱」を取り戻すことで、尿トラブルを防ぐことができます。

しなやか膀胱を保つためには、「血のめぐり」がよく、膀胱に血液から酸素や栄養が十分に送り込まれることが重要です。また、膀胱から尿道までの全体の血流が保たれていることも大切です。膀胱への血流不足が「カチコチ膀胱」の大きな要因の1つとして考えられます。

「しなやか膀胱」と「カチコチ膀胱」

しなやか膀胱とカチコチ膀胱の比較図

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尿トラブルと蓄尿・排尿のメカニズム

正常な場合の蓄尿(おしっこを溜めること)・排尿(おしっこをすること)のメカニズムを説明しましょう。

尿をつくり、蓄え、体外へ出すまでの役割をもつ器官を、まとめて「泌尿器」と呼びます。泌尿器は互いに連携してスムーズな蓄尿・排尿に役立っています。

泌尿器に含まれる器官の役割

腎臓 血液を濾過し、必要な成分と不必要な成分に仕分けし、余分な水分や塩分を尿として送り出します。
尿管 腎臓でつくられた尿は、腎杯、腎盂という器官を経て、さらに尿管へと流れていきます。尿管の筋肉は、伸びたり縮んだりして尿を膀胱に運びます。
膀胱 尿の貯水タンク。膀胱は袋状のかたちをしており、外側は排尿筋という筋肉が取り巻いています。
尿道 膀胱にたまった尿を体の外に出すための管。男性の尿道は20~25cm程度で、膀胱の下にある前立腺を貫いています。女性の尿道は短く3~5cm程度です。
前立腺 男性だけが持つ器官。ここで分泌される前立腺液は、精子を保護し、精子に栄養を与える役割を果たしています。

泌尿器と男性の膀胱・前立腺

泌尿器と男性の膀胱・前立腺の構造図

尿を体外に放出するのは、排尿筋(膀胱の筋肉)と外尿道括約筋、内尿道括約筋(尿道の筋肉)の3つが連携して行っています。排尿筋は伸縮性に優れた筋肉で、尿をためるときにはゆるみ、尿を出そうとするときに縮みます。一方、尿道括約筋は、膀胱の出口の開け閉めを調節し、トイレのタイミングをコントロールするバルブのような役割を果たしています。

蓄尿や排尿にかかわる筋肉の動き

蓄尿の仕組みと排尿の仕組み図

こうした筋肉の動きは、脳からの指令によって起こります。膀胱内に尿がたまると、尿が膀胱の壁を押し広げてその刺激が脳に伝わり、尿意として感じます。そうすると、「排尿していいですよ」、「まだ排尿してはいけませんよ」という指令が、膀胱や尿道に出されるわけです。このように、尿をためたり出したりという働きは、指令センターの役割を果たす脳と、排尿筋と外尿道括約筋、内尿道括約筋という3つの筋肉によって制御されています。

膀胱をはじめとした下部尿路組織への血流不足の最大の原因といわれているのが、前立腺肥大症です。前立腺肥大症と膀胱などの血流障害との関係は、近年盛んに研究されていて、多くのことがわかってきました。

「しなやか膀胱」を取り戻して尿トラブルを解決し、以前のような活力あふれる生活を送るには、膀胱の血流改善が大きなポイント!