検査
検査で詳しい状態を知ろう

超音波(エコー)検査でわかること

前立腺のかたちや大きさがわかる!

●経腹超音波検査

超音波を発信し、反射波を受信する仕組みを持つプローブ(超音波探子)という機器を下腹部にあてて、前立腺のかたちや大きさをみるものです。検査前には、検査部位の体表面とプローブの密着性やすべりをよくするためにゼリー状の液体を塗ります。

どのくらい前立腺が大きくなっていて、どの程度膀胱を圧迫しているかを確認でき、表示された画像は、医師と一緒にリアルタイムでみることができます。プローブを当て、前後左右に動かすだけなので痛みはまったくありませんし、時間も数分で終わります。

もっと詳しく

下腹部から観察した前立腺の超音波検査画像

腹部から観察した前立腺の画像と位置図(横断像 縦断像 )

●経直腸超音波検査

前立腺肥大の様子をより詳しく調べるときには、肛門から細長いプローブを直接入れて、直腸を通して前立腺に超音波をあて検査を行います。下腹部から超音波をあてるよりも、前立腺に近い位置からあてられるので、よりはっきりした画像で判断することができます。直腸内にプローブを入れるので、少し抵抗があるかもしれませんが、痛みを感じることはほとんどありません。

残尿測定も簡単!

排尿直後に膀胱内に残っている尿のことを「残尿」といいます。前立腺肥大が進行すると残尿が出現するため、残尿測定が行われます。従来は尿道口にカテーテルという細い管を挿入して尿を採取していましたが、最近は超音波検査で膀胱を写し出すことで簡単に残尿を測定することができます。
このほか、前立腺の超音波検査では、膀胱の結石、腫瘍の有無などもチェックできます。

尿トラブルの原因は必ずしも前立腺肥大症とはかぎりませんから、ほかの病気である可能性も含めてしっかり泌尿器科で検査をすることが大切です。また、前立腺肥大症の検査として、前立腺のかたちと大きさを調べることは、治療の進め方を決定するうえでも重要です。検査によって、早めにあなたの症状の原因が前立腺肥大症だとわかれば、より適切な治療を受けることができて安心です。

検査前の排尿はすこし我慢!

超音波(エコー)検査は、人間の耳では聴くことのできない高い周波数の音波を当てて、跳ね返ってくる反射波を画像で写し出す検査です。この検査は放射線被ばくの心配や検査を受ける方の苦痛もないため、繰り返しの検査も安全です。産婦人科では妊娠中の女性のお腹のなかを観察する際にも用いられていますし、健康診断でも行われる一般的な検査です。

超音波検査では、前立腺の大きさや残尿を測定します。膀胱に尿がたまった状態のほうが前立腺を検査しやすく、また、残尿測定は排尿直後の膀胱の様子を見ることから検査直前の排尿できるだけ避けましょう。食事制限はありません。