治療
いろいろな治療法

その他の治療(外科治療)

前立腺肥大症の治療では、まずお薬で症状の改善を図るのが一般的ですが、場合によっては外科治療が行われることもあります。外科治療が検討されるのは、①お薬の効果がみられない、②症状が中等症以上である、③合併症がある、などの場合です。ここでは、主な手術法を紹介します。

尿道から内視鏡を入れて行う手術

●経尿道的前立腺切除術(TURP)

最もよく行われている標準的な手術法です。主に中等症までの前立腺肥大症が対象となり、効果も持続します。
尿道から細い内視鏡を入れ、電気メスを使って前立腺のなかの肥大した部分を削り、多数のかけらにして回収する手術法です。医師が見えやすくするために特殊な液体を使います。

経尿道的前立腺切除術(TURP)

経尿道的前立腺切除術(TURP)の手順

レーザーを用いた内視鏡手術

●ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)

TURPは前立腺が大きい場合に適していませんが、ホルミウムレーザー前立腺核出術は、前立腺の大きさにかかわらず使える手術法で、効果も持続します。
尿道から細い内視鏡を入れ、先端からホルミウムレーザーを照射し、前立腺のなかの肥大した部分をくり抜きます。この手術法は、前立腺をミカンにたとえるとわかりやすいでしょう。ミカンの皮と実の間にレーザーを照射し、皮だけを残して実の部分をくり抜くイメージです。

●光選択的レーザー前立腺蒸散術(PVP)

尿道を通して入れた内視鏡からレーザーを照射し、前立腺のなかの肥大した部分を蒸散(蒸発)させて尿路のつまりを取り除きます。出血が少なく、大きな前立腺も対象となります。

大きな前立腺に有効

●開放手術(皮膜下前立腺腺腫核出術)

下腹部を切開して、前立腺のなかの肥大した部分を切除します。古くから行われている手術法で、大きな前立腺に有効とされています。